友好の橋 2019.06

フィンランド共和国
Republic of Finland

日本でも人気のサウナはフィンランドが発祥の地
今年は日本・フィンランド国交100周年

★オリンピックで世界に広まった
 2019年は日本・フィンランド国交100周年の記念すべき年です。過去最大規模のムーミン展や音楽、デザイン、子育てのシンポジウムなどさまざまなイベントが予定されています。
 日本にも普及している「サウナ」はフィンランド語で、この北欧の国が発祥の地です。
 ルーツが石器時代というサウナは、フィンランド人の生活に欠かせず、人口540万人に対し300万個もあります。
 フィンランドでは「重要な決断は会議室ではなくサウナでされる」と言われ、首都ヘルシンキの国会議事堂をはじめ、海外にあるフィンランド大使館にもサウナがあります。
 種類も豊富で、アイスサウナ、スモークサウナ、可動式サウナなどなど。戸建て住宅はもちろん、集合住宅でも住居ごとにサウナ室があります。「サウナのない家は家とは呼べない」「女性が一番美しいのはサウナから出た後の1時間」と言われるほど。
 フィンランド人が他人とも一緒に裸でサウナに入るのは、日本の温泉と似ています。
 サウナの中で樺の小枝の束で体を叩くのは肌に良いから。温度を上げ、スチームを感じたいと焼き石に水を掛け、蒸気を浴びます。
 サウナが世界に広まったきっかけはオリンピック。1936年のベルリン五輪にフィンランド選手団が持ち込んだサウナに他国の選手たちが感心し、帰国して取り入れたのです。
 日本では、1956年のメルボルン五輪に出場したクレー射撃の許斐氏利が選手村のサウナに感動し、自身が東京で経営していた「東京温泉」に導入したのが始まり。当初はレスリング選手らのトレーニング後やウェート調整用に使われました。
 1964年の東京五輪では、競技選手の間からサウナを要望する声が高まりました。選手村にサウナ施設が造られ、各国の選手たちからも好評でした。その後、フィンランド大使館の強力なバックアップも加わり、全国的なサウナブームが起きました。

★うつや不眠にも効果的
 サウナの基本は「温冷交代浴」で、サウナ浴、水風呂、休息の三つのステップが効果的です。フィンランドなどでは、水風呂の代わりに屋外で外気浴をするのが一般的です。
 体が温められると血行が良くなり、肩こりや腰痛が解消されます。たくさん汗をかくことで老廃物が排出され、温度差が自律神経を活発にするので、うつや不眠にも効果的です。

※詳細は2019年6月号本誌にて。
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