座標軸 2017.04

向野幾世 奈良大学元講師

汗水流して仕事したい

  ぼくらは 仕事したいのに
  ぼくらには 仕事がない
  ぼくらだって
  いっぺんでいいから
  汗水流して 仕事がしたい
  汗水流して 仕事をしたい
    (信濃整肢療育園 K・T)

 4月、はじめての学校、入学、進級、新しい職場等々、希望に胸たかまる季節になった。私の思い出の中の4月に、いわゆる就職氷河期といわれた年がある。大学を卒業したけれども働く所がなかった。
 夕方、駅に行っては、働きおえた人達が電車から降り、家路を急ぐ姿がうらやましくて泣いていた。「仕事をしたい」のに「仕事がない」という経験はつらかった。障害児の悔しい思いは一層である。この子達と共に生きて、一貫して取り組んだのは居場所と生き甲斐の場づくりだった。
 昨年9月、夢が実って「Good・jobセンター」が開設された。障害児のアートを生かし、デザイナーやクリエイターとの連携の中で、いわゆる〝べっぴん〟の施設が竣工。うれしかった。ここで障害児のほんの一握りとはいえ「仕事をしたい」の思いに応えていけると―――。

※続きは2017年4月号本誌にて。
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